私が会社側の人間としてユニオンとの交渉の場に行ったのは、合計で4、5回だったでしょうか。
そのときはもちろん、上司と問題の退職者の在職当時の部署責任者が同席していましたが、
普段の対応窓口は、私が務めていました。
アレは、そのユニオンがそもそもそうだったのか、たまたまその担当者がそういう人だったのかは分かりませんが、
まあまあオラオラ系でした(笑)。
最初は、文書で請求内容と団体交渉の要求の通知が来まして
わたくしすぐ文書で回答を送ると同時に、電話でも連絡を取りましたが、
基本的に、こちらの言うことに聞く耳を持たない感じで
大人しく払った方がいいんじゃないですか、未払い残業代を。
Aさん 250万
Bさん 350万
Cさん 300万
身に覚えあるでしょ?
みたいな内容でしたかね。
すげぇざっくり(笑)。
うっかりそれにお応えしちゃったら、
そのときは解決できたとしても、また別口が来るおそれがありますから、
そしたら本当に会社潰れちゃいますから
その意味では、例えは悪いですが、暴力団対策と似ているかもしれません。
ただし、ユニオンは、国民の憲法上の権利に基づいた、れっきとした合法な団体で、その言っていることや実現しようとしていることは、大筋において大変正しいので、一緒にしちゃいけません。
それにね。
弱い立場の労働者にとって、そんな風に会社に大声あげてくれる存在、
それだけでとっても心強いし、胸がすくと思います。
でも、会社を代表する存在として、そこに感心してばかりいる場合でもありませんでしたのでね。
わたくし、答えました。
次回に続きます。